50後半オヤジのオーストラリア一周 アドベンチャーツーリング  ~タウンズビル⇒ダーウィン~

2023年11月28日ツーリング

50後半オヤジが一念発起で挑むオーストラリア アドベンチャーツーリング。
2023年9月からオーストラリアに滞在してツーリングを実行。
本番編では、その内容をレポートします。

9/25 東海岸から内陸方面へ

これまでシドニーから東海岸を北上してきたが、今日からは内陸方面の西に向かう。
平地から少し登り勾配のある道を進むと、景色が良い丘が見えたので、バイクを停めて写真をパシャリ。

何もない真っ直ぐな平原の中の道を何時間か走ると、昼過ぎには今日の宿泊地であるヒューエンデンに到着。イメージは浜田省吾の「マネー」という歌にあるような、♪この町のメインストリートわずか数百メートル♪な感じで飲食店が数件あるような街。人が全然歩いていなくて、なんかゴーストタウンみたい。一軒少し派手な外観のカフェがあったので、そこで昼食を取ることに。


中に入ると結構お客さんがいた。みんな店にいたのね。
ハンバーガーとポテトを注文。

本当は別のものも食べてみたいがよく分からず、無難なものを注文してしまうこの勇気のなさ。
なんか情けないなぁ。

昼飯のあと、町の外れにあるキャラバンパークへ。一泊10ドル。なんと冷蔵庫に冷凍庫まであるではないか。最初の頃は無料キャンプ場(?)ばかり選んでいたが、一度有料の施設に泊まると設備が快適すぎてついつい泊ってしまう。まだ文明に依存した生活から抜け切れていないようだ。

しかし、ここ数日昼間の気温も30度以上で、キャンプ場では生温い水というか、日差しで温められたほぼお湯しか飲んでいなかったが、冷蔵庫に入れた水はキンキンに冷えててうめぇな~。

日も暮れ始め、きれいな夕焼けが見えた。

本日の走行距離390km(Townsville ~ Hughenden)

9/26, 27 世界一の鉱山の街

朝食を取り、テントを撤収して西へ向かう。途中、燃料補給と休憩で止まったロードハウスにいかついおっさん二人がいた。バイカーとトライカーだ。こういう時はバイク乗り同士は必ずと言っていいほど近づいて挨拶する。どこから来てどこに行くの?簡単な会話だけど、それでも楽しい。
オーストラリアを半年かけて一周していると言うと、クレイジーと言われた。見た目がもっとクレイジーそうなおっさんに言われるとは思ってなかった。

内陸にどんどん進んでいくと何となく景色も変わってきた。
ずっと真っ直ぐな道なのは変わらないが、木がなくなり枯れた草の平原が永遠と続く。

今日の宿泊地は、世界一の鉱山の街と言われるマウントアイザ。
しばらくテントで50代の体には少し疲労が溜まっていたので、エアビーで個人経営のバックパッカーホステルを2泊予約した。
そこそこの大きな街なので、食材の買出しをして、洗濯、バイクのチェーンの掃除とオイル塗布などをやった。この街にも歩いていける距離にAnytime Fitnessがあったので、気分展開に筋トレも。
2日目の午後には宿から少し丘をあがると街全体を見渡せるビューポイントがあったので行ってみた。

鉱山の街だけあって、大きな煙突から煙が立ち上がっていた。

昨日&本日の走行距離530km(Hughenden ~ Mount Isa City)

9/28 アウトバックの中にポツンとあるロードハウス

今日も西へ進む。すでに携帯電話の電波も届かない。道の土も内陸に向かうにつれオーストラリアっぽく赤茶けた土になってきた。

今日の宿泊地は、Barkly Home Steadというロードハウス。周囲には町や店どころか人の住居などなにもないアウトバックの中にポツンとあるキャラバンパーク。

泊まるだけと覚悟して現地に到着したところ、すごくきれいな建物が。携帯電波は届いてないが、施設にWi-Fiが飛んでて問題ない。キャンプ代15ドルを払い、テントを設置し、その建物へ。中はレストラン、売店、バーがあり、おしゃれで奇麗。こんなアウトバックの中にここだけ異様な風景。

夕方4時から5時までの間は、バーがハッピーアワーと言って、お酒が安く飲める。久しぶりに冷えたビールを一気に飲み干す。うめぇ~!キンキンに冷えてやがる!!思わず2本飲んでしまった。

本日の走行距離450km(Mount Isa City ~ Tablrlands)

9/29 スチュアートハイウェイを北上

しばらく西へ走るとオーストラリアの中央を縦断しているスチュアートハイウェイにぶつかる。

ここから北上し、ダーウィンを目指す。
この日は途中のロードハウスに併設しているキャラバンパークにテントを張る。
今日はいっぱい距離を走った。尻も痛く、肩もガチガチ。とにかく暑い。我慢できずロードハウスのバーでビール。

本日の走行距離560km(Tablrlands ~ Birdum)

9/30 ダーウィンまであと少し

バーダムからダーウィンまでは690km。一日で無理すれば行けなくもないが、ここは無理せず途中のキャンプ場で一泊する。ノーザンテリトリーにあるカカドゥ国立公園の近くに有料キャンプ場を地図で見つけた。キャンプ場アプリの情報だと評価もそこそこ良さそうなので、無難に宿泊と考えていたのだが、いざ到着すると雰囲気が微妙。人っ子一人いない。キャンプしている人も誰もいない。
しかし看板にはキャンプ場の名前がかいてあるからここで間違いないはず。周りをうろうろしていると上半身裸のあやしげな爺さんがいて、キャンプ場の受付はどこか聞くと、ここにいる俺だと言う。一泊したいと伝えて支払いはもちろん現金のみだろうと思っていたら、なんと怪しげなカードリーダーでカード払いができるとのこと。少し不安だったがカードで10ドル支払い。
アプリの口コミだと、すごく奇麗な施設で夜にはバーもオープンと書いてあったが、トイレはあまり奇麗じゃなく、今までの有料キャンプ場にあったようなキッチンなどもない。電灯もなく夜には真っ暗。一応、バーらしきカウンターみたいのもがあったが、長年使われていないようなさびれ方。携帯の電波も全くなしで調べ事もできない。なんか話が違うなと思いながら、寝るだけだからいいかと諦め空き地にテントを張る。
夕食を作るのも面倒になったので、少し離れたところにある売店でフライドチキンを一本買い、それを夕食にして寝た。
久々の都会かつリゾート雰囲気漂うダーウィンまであともう少し、明日も走るぞ!

本日の走行距離420km(Birdum ~ Pine Creek)