50後半オヤジのオーストラリア一周 アドベンチャーツーリング ～ダーウィン滞在～
50後半オヤジが一念発起で挑むオーストラリア アドベンチャーツーリング。
2023年9月からオーストラリアに滞在してツーリングを実行。
本番編では、その内容をレポートします。
10/1 ダーウィン到着
朝目覚めて、このキャンプ場を早く出たかったので朝食も食べずにテントを撤収し走り出す。
途中のロードハウスでトーストとコーヒーを買ったが、なんと1400円。やっぱりオーストラリア、かつ田舎では物価の高さは想像を超えていた。オーストラリアの物価が高いのは知っていて日本の2倍と聞いていたが、実質3～4倍の感覚。節約しないと予算超過になりそう。
最低限必要なガソリンも230～250円/Lと高く、こればかりは節約できないので他でやるしかないと腹を括る。
午前10時頃にはダーウィンのバックパッカーホステルに到着。チェックインは14時からなので、それまで時間つぶしにロビーで昨日ネットで調べられなかったことを色々調べまくった。
チェックインし、部屋に。バックパッカーズホステルのドミトリーに宿泊するのは初めて。
しばしの休息とバイクメンテナンスのために1週間滞在することにした。
4人部屋で他には誰もいない、ラッキー、独占できる。と喜んだのも束の間、この後ドイツ人女性、中国人カップルが入ってきて満室、アンラッキー。しかし、外国人の若い世代と色々おしゃべりも出来て良い経験になった。あと、英会の練習にもなった。かな？
シドニーを出発して5000kmを超えた。ダーウィンのあとは西オーストラリア。ここからは大きな街は4000km以上先のパースまでない。バイクのリアタイヤもかなり摩耗している。まだ少し山は残っているものの、4000kmは無理だ。ネットで調べていたのはタイヤを購入できるバイクショップ。タイヤの種類、サイズがあるかどうか不明であり、多分何軒かはしごして探すことになるだろう。明日はタイヤ探しの一日になりそう。
本日の走行距離270km（Pine Creek ～ Darwin)
10/2 タイヤ探しにバイクショップへ
まず、朝一にカワサキのディーラーへ。バイクがカワサキだったので理由はそれだけ。
しかし、案の定合うタイヤの在庫は無し。かつもし入庫できたとしても対応できないと言われた。
自分で交換するので、駐車場で作業してもいいか聞くと、ダメの塩対応。
ああそうですか、ではサヨナラ、と次の店に。
次はヤマハのディーラーへ。何と一本だけ在庫あるとのこと。おおラッキー、即買い。
交換依頼すると結構な工賃。オーストラリアでは人の手がかかるものは物価以上にに高い。
ダメ元で駐車場で自分で交換してもいいか聞いてみると、上司と相談してくれてOK。
おお、なんと心の広いディーラー。日本帰ったら次は絶対ヤマハのバイク買います！多分。
大型バイクのタイヤを自分で交換するのは初めてなので、時間に余裕をみて翌日朝一で来店することで約束。
10/3 バイクのリアタイヤ交換
朝一でヤマハのディーラーへ。タイヤを受け取り、いざ交換。
バイクを簡易スタンドでリアタイヤを浮かせ、タイヤをバイクから外す。
次は最初の難関ポイントのタイヤをホイールから外す作業。しかし、思ったほど手こずらず、すんなり。昨夜You Tubeでさんざん勉強した甲斐あり。と思っていたら、第二の難関ポイントである新品タイヤの組み換え。自転車や原チャリくらいなら力任せにエイや！と嵌め込むが、さすがビッグオフ、簡単には嵌ってくれない。悪戦苦闘しながら時間だけがどんどん過ぎ、汗だく。やっと嵌った、これで後は楽勝とおもっていたら、予想もしていなかったタイヤをバイクに装着する作業に超難航。タイヤを宙に浮かせてスイングアームに合わせてシャフトを通すが、あっちこっちのブッシュやスペーサーがどこかに当たってポロポロおちるし、ブレーキのピストンシリンダーが上手く嵌らないし、最悪。半分諦めてディーラーのピットスタッフにヘルプをお願いしようか迷ったが、そんなことではこれからさらに過酷なアウトバックや人気のない長距離オフロードを単独で走るのだから、これくらい出来ないと話にならない、と思い集中して再トライ。何とか嵌ってくれた。ホッとした。
作業中、ディーラーのピットスタッフが何人かが作業のために下に敷く段ボール持ってきてくれたり、空気を入れるのに手動ポンプで入れていたらコンプレッサーの空気入れを持ってきてくれたり、交換が終わったバイク見て、Beautiful!(きれいにできたね！）と声をかけてくれたり(お世辞だと思うが)、日本から来た見知らぬオヤジのことを気にかけてくれて本当にありがたかった。
この店には後日オイル交換も駐車場を借りてさせてもらった。
I appreciate. Thank you very much!!
10/4 ～ 10/7 ダーウィン観光と次への布石
ダーウィン滞在中は、ホステルのプールに入ったり、近くのウォーターフロントに歩きで見て回ったり、しばし観光気分。
しかし、本来の目的はWi-Fiや携帯電波が繋がる今のうちに、次のルートに向けた情報収集と準備。
このあとノーザンテリトリーから西オーストラリアに入り、オーストラリアでも過酷で有名なギブリバーロード(Gibb River Road)を通る予定。
この道は未舗装路のダートが700kmも続く道。ガレた岩場、雨季には川が溢れて川渡りが何本も余儀なくされるような一筋縄にはいかない道。しかし、過酷な分見どころも多いルート。ネットで調べると、これまで多くのバイカーがこの道に挑戦し、あまりの悪路のためにバイクが途中で大破したり、振動でフレームが折れたり、転倒して大怪我したり、良くてもパンクしまくったりと不安な情報ばかり。当然携帯電波も繋がらない。
リスクが高すぎるので、最初はこの道を回避して、距離は増えるが舗装された国道を通る予定でいたが、せっかくオーストラリアの雄大な自然の中を走りに来ているので、挑戦することに決めた。
そこで、道中は給油できる箇所も限られており、無給油距離を確保するため、予備燃料を入れるポリタンクを調達したり、荷物固定用の予備のストラップベルトを購入したり、長距離悪路に備えた準備にも時間を費やした。
ギブリバーロードに向けて、明日からまた走行再開。
ダーウィン滞在中の1週間の走行距離 約100km（ダーウィン市街)